ミニオン説明文に登場する謎の彫金師
やっはろラリホー
開発陣のこだわりの強さをひしひしと感じるチスイです
エオルゼアって本当に細かいこだわりが多いゲームでそれというのはFF14が新生していわば立て直し期であった新生時代から変わっていないんですよね。
ただそれらの小ネタって実装期には話題になるけどその後はあまり話題にならなくて知られていない物も多いのが残念な所。
そこで今回はエオルゼア小ネタシリーズとしてそんなエオルゼアの小ネタの1つ、ミニオンの説明文にのみ登場する「謎の彫金師」シリーズを紹介していきます。
謎の彫金師シリーズとは
謎の彫金師というと新生時代のラノシアのサブクエストにも同名のクエストがあるんですがそれはゴッドベルト・マンダヴィルさんの事でここで紹介する謎の彫金師とは別人
そしてこの彫金師が登場するのはとある共通点を持つ、ミニオンの説明文の中、ととある場所に手記が残されているだけだけなのが特徴です。
謎の彫金師が登場するミニオン達+α
マメット・サキュバス
妖異召喚未遂容疑で逮捕された、とある彫金師が所有していた魔法人形。どうやら妖異「サキュバス」に魅せられ、魔法人形を作ったものの、それでは満足できず禁忌の妖術に手を出したらしい。これは、その証拠品……
FINAL FANTASY ⅩⅣ
最初にその彫金師が登場したのが新生編にて同盟記章との交換で入手できるミニオン、マメット・サキュバス。上記がその説明文。
サキュバスに魅せられた男がサキュバス召喚を試みるも失敗、本物の召喚を諦めてミニオンとして作ったという物がこのマメット・サキュバス。彼のミニオン制作はここから始まる。
余談ですが、このマメット・サキュバス、解剖学的に100%正しく作られており、魔法人形でありながら人体と同じ構成をしているという。とある彫金師の並々ならぬこだわりの象徴と言えます。
薄闇の雲
闇の世界で拾った・・・どことなくマメット・サキュバスに似た人形。
ちなみに妖異召喚未遂容疑で逮捕された某彫金師は、出獄後程なくして行方不明になっている。自宅に「美を求めて異界に旅立つ」という書き置きを残して・・・
FINAL FANTASY ⅩⅣ
新生編アライアンスレイドの闇の世界クリア報酬として手に入る同ダンジョンのボスとして登場する薄闇の雲。このミニオンの説明には逮捕されたという彫金師のその後がそのまま描かれる形になっています。
この説明から察するにこの彫金師、出獄した後、闇の世界に入りこのミニオンを作ったという事ですね。どうやらサキュバスじゃなくても良かったらしい。
マメット・エキドナ
エキドナを模した作者不明の魔法人形。その棺の裏側には、なぜか現代風の共通語で、「帰りたい一心で裂け目に飛び込むと、奇妙な船の中に辿り着いた。そこで私は眠れる美女と出会ったのだ」と文字が刻まれている
FINAL FANTASY ⅩⅣ
蒼天編実装のマハシリーズの最初のアライアンスレイド、魔航船ヴォイドアークにて登場したエキドナもミニオン化。
この説明文が件の彫金師を指すとしたら、闇の世界からなんとか帰ろうと奮闘した結果魔航船ヴォイドアークに辿り着いてしまったようですね。彼にとっては闇の世界って楽園のような気がしますけどやはり理想とは違ったって事でしょうか。
マメット・カロフィステリ
カロフィステリを模した作者不明の魔法人形。冒険者とカロフィステリの戦いを、影から食い入るように見つめていた何者かが、迸る熱いパトスを注ぎ込んで即興で作ったもの。その後、彼は消え去る妖異とともに姿を消した……
FINAL FANTASY ⅩⅣ
どうやって移動したのかもついに分からなくなってしまいましたが、禁忌都市マハにも件の彫金師は辿り着いた模様。
しかも冒険者が数々の障壁となる敵を倒している後ろからついてきてカロフィステリとの戦いまで目撃していたよう。
その場で即興で作ったというのも驚きですけど、冒険者に救助される事もなく消えてしまったんですね。
マメット・スカアハ
影の女王スカアハを模した作者不明の魔法人形。足の裏に「我が愛の証しとして」とエオルゼア文字で記されているが、文体が現代的であり、マハ時代のものとは思えない。異様な完成度からは、何やら偏執的な愛を感じる
FINAL FANTASY ⅩⅣ
ミニオンの説明として漆黒現在最後に登場しているのが蒼天編マハシリーズ最後のアライアンスレイド、ダン・スカーで登場するスカアハ。
彫金師という描写こそないものの、まぁこれは件の彫金師なのは間違いないでしょう。
彼の偶然も含めて彼の辿り着く先は何故か妖異に関連する土地なわけですね。そしてここでスカアハを作った後の彼の行く末については触れられていません。
グブラ幻想図書館の蔵書
ここまでずっとミニオン以外に彼が登場する場所がグブラ幻想図書館の中!登場するといっても姿が見れるわけではなく、手記が残されている形です。
ダンジョン「禁書回収グブラ幻想図書館」で読める関連する手記は全部で2種あります。
『ある彫金師の日記』
美しい薔薇には棘があるとは、よく言ったものだ。
上位妖異のなんと妖しく美しいことか!
美の探究者として、これほど心震える存在はない。
多少、苦労したが、依り代は手に入れた。
後は術式を組んで、異界「ヴォイド」の美しい妖異を、
憑依させるだけ……。
召喚した妖異は暴れぬように、
すでに依り代は、鋼の鎖で寝台に固定した。
さあ、愛しのサキュバスよ、蜜月の時間の始まりだ!
FINAL FANTASY ⅩⅣ
『ある彫金師の日記』
失敗した……。
今、私の寝台の上には、鎖で縛られたイカ頭の妖異が、
悩ましげにうねっている……。
何をどう間違えたのか、わからない。
どう処分すればいいのかも、わからない。
ただ、ひとつわかることといえば、
私の夢が、崩れ去ったというだけだ……。
FINAL FANTASY ⅩⅣ
1枚目は召喚実行直前、2枚目は召喚実行直後と言った感じですね。この彫金師、なかなかマメな性格してます。
ちなみにこの手記の彫金師がマメット・サキュバスに描かれた彫金師である事は既に開発から「同一人物である」という事が明言されています。
グブラ幻想図書館の蔵書2
ダンジョンで訪れるグブラ幻想図書館以外に、紅蓮で実装された赤魔道士のレベル70ジョブクエストにも「ある彫金師の日記」が設置されています。
そして、新作を手に訪れたハウケタ御用邸にて、
私は知ってしまった……。
究極の美とは、いかなるものなのかを……。
FINAL FANTASY ⅩⅣ
紅蓮編にてついに件の彫金師がサキュバスを始めとしたミニオンを作るきっかけが判明!ハウケタ御用邸を訪れてしまったんですね。時期的にはヒカセンがハウケタ御用邸を訪れる前という事になりますね。
あそこのお嬢様、或いはメイドをしていたサキュバスに会ってしまった事が彼の運命を変えてしまったようです。
それが彼自身の性癖の目覚めだったのか或いはサキュバスの使用する魔法「誘惑」によるものであるかは不明のままですが、少なくともきっかけは語られた事になります。
時系列にまとめると…(物語風)
断片的に語られてきた数奇な運命を辿ったとある彫金師の物語、そのきっかけは新しい作品を作った彫金師がハウケタ御用邸を訪れた事でした。
ハウケタ御用邸にてサキュバスの魅力(究極の美)に目覚めてしまった彼は、サキュバスとの蜜月関係を望んで自らサキュバスを召喚しようと試みます。しかし召喚は失敗し、イカ頭の妖異(ソウルフレア)が召喚されてしまいます。
男は本物のサキュバスを召喚する事を諦め、自身の彫金技術を注ぎ込んでマメット・サキュバスを作り出します。しかしマメット・サキュバスが完成した後、妖異を召喚しようとした「妖異召喚未遂」の容疑で逮捕されてしまうのでした。
なんとか出獄する事が出来たとある彫金師でしたがその思いはむしろ燃え上がってしまっていた。サキュバスをこちら側に呼ぶ事が出来ないのであれば自分が行けばいいという判断をして異界に旅立ってしまう。
彼が幸運だったのは、本当に彼の望んだ異界、「闇の世界」に入る事が出来た事。そして彼はそこで薄闇の雲と出会い彼女の魔法人形を制作。しかし彼は望んできたはずの闇の世界から帰りたくなります。(ダンジョンの闇の世界から察するとサキュバスがいなかったからかも?)
闇の世界に生まれた歪に飛び込んだ彼が行き着いた先は魔航船ヴォイドアーク。そこでエキドナを見つけてミニオン化します。
その後経緯は不明ながら禁忌都市マハに到着、ほぼ同時期?禁忌都市マハに冒険者の一団がやってきます。冒険者の攻略を影で見守りながら奥に進んだ彼はそこで冒険者とカロフィステリの戦いを目撃する事になります。
その戦いに熱いものを感じた彼は手持ちの道具でマメット・カロフィステリを制作。しかし制作に夢中だったのか、再び何処かへと飛ばされる事になります。
そして辿り着いたのは女王スカアハの眠るダン・スカー。ここで彼女に出会った彼はそこでも愛を覚え、彼女のミニオンを作成する……その後の彼の行方はまだ誰も知らない。
拡張パッケージでヴォイドに触れる機会があれば増えるかも???
そんなわけで今回はエオルゼアの小ネタシリーズ、とある彫金師についてのネタをまとめてみました。ネタとしては非常に細かいネタですけど新生編から紅蓮編に渡って長期に渡って展開されているシリーズなんですよね。
しかもこの彫金師の物語、きっかけこそ判明しているものの、完結したと言っていいのか不明な状態で終わっているんですよね。
漆黒時点で時系列的にはマメット・スカアハの説明文に登場しているのが最後になるわけなんですけど、その説明文には作ったのは件の彫金師なんだろう事が分かる内容になっているものの、その動向については描かれていないんですよ。
その直前のマメット・カロフィステリの説明文から最後の方の時系列はヒカセンがマハシリーズを攻略した時系列と同時期になっているはずなんですけど当然シナリオ上彼と思われる彫金師は登場していません。
これは或いはまだこの彫金師の物語シリーズは完結していないのかもしれません。物語の舞台が第一世界に移り、妖異が登場していない(関連する場所もない)漆黒編ではまだ登場していませんが、今後の物語の中で妖異に関連する闇の世界に触れないわけにはいかないと思うんですよね。
そう考えるとまだまだこの物語は続く可能性があります!妖異に関連するシナリオや場所で登場する可能性があるのでぜひ注目しながら冒険してみてはいかがでしょうか?
ではではーアジントタ(良い夜を)
(追記)紅蓮編にも登場していた彫金師
ここまで紹介した情報パッチ的には蒼天編までの情報だったわけなんですが……紅蓮編にも登場しているという情報を頂きました!
登場したのはまたしてもミニオンの説明文で、以下の内容になっています
マメット・ラクシュミ
美神ラクシュミを模した魔法人形。奇跡の生還を果たした、とある彫金師が究極の美を再現するために作ったが、これを見た詩人がダメ出し。紆余曲折を経て再調整された設計図が公開される運びとなった
FINAL FANTASY ⅩⅣ
マメット・ツクヨミ
夜神ツクヨミを模した魔法人形。複雑な経緯を経て、帝国軍に強制徴募され、なぜか捕虜交換の対象となった彫金師が、即興で作り上げた品らしい。自由の喜びがそうさせたのか、異様な愛情を持って美しく仕上げられている
FINAL FANTASY ⅩⅣ
漆黒にももしかしたら……?
紅蓮編での彫金師の動きが分かった(分かったのかこれ)わけですけど……最早ヴォイド関係なくなっているんですが!どっちかというと「美」という部分に狂信的になっている感じでしょうかね?
ただもうここまで来ると繋がりは薄くて何でもありになっているのでもしかしたらボクが確認出来ていないだけで漆黒編に登場しているミニオンなどに情報がある可能性も……
マメット・ツクヨミはサントラのインゲームアイテムだったりしますし、何かしらのグッズのインゲームアイテムに再び登場するかもしれないですね(そこまでいくとチェックし切れないんですが……