実は選ばれしエリート?エオルゼアの世界の冒険者
やっはろラリホー。
世界観考察好きなチスイです。
エオルゼアを構成する要素って本当に様々だとは思うんですけど、やっぱりその世界に生きる人々がいてこそだと思うんですよね。
そしてエオルゼアでも当然生活を営む上で様々な職業が登場しているんですよ。そんな中でもやはりヒカセンにとって馴染み深いのはなんと言っても「冒険者」でしょう。
そんなわけで今回はエオルゼアの世界における冒険者についてあれこれ考えてみました。
「冒険者」の歴史
エオルゼアの世界では冒険者=傭兵
まずエオルゼアの世界において冒険者と呼ばれる職業は元々は傭兵と呼ばれていました。
今でこそ比較的友好的な関係を構築しているエオルゼアの都市国家ですけど、過去には様々な戦争が行われてきた歴史がある事はメインシナリオを始め各所クエストでも登場する話題です。
そんな各地で発生する戦争において活躍したのが後に冒険者と言われる傭兵達。己の肉体を商品にして各地の戦場で暴れまわる傭兵達は戦争において大きな役割を担う程に規模も大きくなっているような状態。
そんな傭兵達はやがてガレマール帝国が侵攻してくると各国の防衛や「エオルゼア軍事同盟軍」に組み込まれる形など、時代の流れに合わせて場所や立場を変えながらも戦いを続ける事になっていった。
ちなみにこの頃には既に「ギルド」と呼ばれる同業者の労働組合は存在していて、体系化された組織的な形になっていったりもしていた。もちろんその中には「傭兵ギルド」も存在したがあくまでも傭兵ギルドの目的は戦場での活躍であって現在の「冒険者ギルド」とは性質の異なる組織でした。
ただ傭兵ギルドや傭兵団などが現在の冒険者業のように各地域の依頼を受けたりする事はあったようです。エオルゼアの世界で傭兵団というと「海雄旅団」が有名ですね。
傭兵の流れが変わった「凪の時代」
傭兵が冒険者へとなっていく過程を追う中で大きな転換期となった事件がある、それが「銀泪湖上空戦」、アラミゴを飲み込んだガレマール帝国の旗艦アグリウスがエオルゼアにさらに侵攻しようとする中でモードゥナにある銀泪湖の上空にて行われたアグリウスとミドガルズオルムに率いられたドラゴン族が撃退するという事件です。
これにより帝国軍はアラミゴに撤退、アラミゴとグリダニアの国境沿いに「バエサルの長城」を建設し、エオルゼアの住民が帝国支配領域に踏み込めないようにする一種の隔離政策を行うようになります。
とはいえエオルゼア側から見ればまたいつガレマール帝国が攻めてくるか分からない状態が続く事になり、都市国家間ではより連帯感を高めるような動きが行われるようになります。そんな仮初の平和の時代「凪の時代」において、職を失う事になるのが傭兵達です。
傭兵達の仕事場とも言える戦争がなくなりいつまで続くかわからないエオルゼア都市国家とガレマール帝国の睨み合いの中では戦う事しかできない傭兵達の居場所は徐々に失われていくのでした。
冒険者ギルドの設立
「凪の時代」の訪れで問題になったのが傭兵達の暴徒化。なまじ戦える力を持つ傭兵だけ盗賊化や野盗のようになってしまう恐れすらある不穏な空気がエオルゼアを漂い始めます。
そんな状況を打破する為に立ち上がったのが名の知れた傭兵隊長だった「ロードウィカス」という1人の男。彼は仲間を募って「冒険者ギルド」を作り、市民から魔物対峙や護衛任務など戦いが必要になる可能性がある荒事を含めて依頼を募るようになります。
この冒険者ギルドの登場によって傭兵達は新しい活躍の場を得る事ができるようになるのでした。
こうして傭兵は徐々に「冒険者」という形にシフトしていく事になります。
冒険者ギルドの役割ってなんだろう?
歴史的背景から見ても冒険者を職業とする上で欠かす事ができない存在なのが冒険者ギルド。その役割は市民達から依頼を集め、それぞれの冒険者のレベルにあった依頼を斡旋する事にあるといえます。
ヒカセンを含む「冒険者」という職業が市民達からある程度の信頼を集めているのも冒険者ギルドが「登録制」であり、それぞれの実力に見合った仕事を割り与えてきた事による信頼されている事からでしょう。
風体で冒険者だと分かりやすい事もあってか、冒険者ギルドを通して依頼する事はもちろん各地で困っている時に助けてくれる存在(メタい言い方をすればサブクエストの依頼がここに該当)として認識されるようになります。
この信頼の担保こそが冒険者ギルドの最大の役割といえるのではないでしょうか?
冒険者になる為の資質
一発逆転のチャンスでもある冒険者?
個人レベルに焦点を当ててみると冒険者という職業は人生の一発逆転を狙えるチャンスのある職業と見る事ができるかも知れません。
どうしても格差が垣間見えるエオルゼアの生活様式に対し、そこからジャンプアップする為の手段として、上手くいけば実入りの良い仕事になる冒険者という職業は一定以上人気のある職業なのではないでしょうか?
もちろん身の危険がないわけではないのである程度の体力であったり知能であったりに自身があるというのも大切な事かも知れません。
逆に言うとただ始めるだけであればかなり敷居が低い職業であるようにも見えます。登録する時点である程度の実力を持っている必要などもなく、むしろ登録してから各ギルドで学ぶ為の斡旋をしてくれる程であり、実際にメインシナリオやサブクエストなどの中にはヒカセンの活躍を聞いて冒険者になったというキャラが何人も登場する程です。
上り詰めるには本人の努力や力量、運などが必要になる事は間違いないですけど、冒険者になるだけであればそこまでの実力は求められないのかなと考えられます。
資質がないのに冒険者になると……
基本的には誰でもなれるように思える冒険者(一応年齢制限とかはありそうですが)
とはいえ、資質もないのに冒険者になると悲しい道を辿る事になるというのもエオルゼアの世界ではしっかり示されています。
その代表格とも言えるのがエッダちゃんストーリーでしょう。後々の展開も相まって新生編屈指の人気キャラといえるのではないでしょうか。
もちろんエッダちゃんだけではなく、各地で明確に描かれている部分、そうでない部分あるにせよ冒険者にとって「死」が身近にあるという描写は多数見る事ができます。
テレポできる事が冒険者には必須?
ここからはボクの考察も多分に含まれますが、冒険者の1つの資質としての判断材料として「テレポが使えるか」っていうのは大きな要素になっていると考えられます。
加えてテレポはある程度の魔法耐性がないと使用できない事も明らかになっています。魔法耐性が低い人がテレポを使用すると「エーテル酔い」をしてしまったり、もっと魔法耐性がない人はそもそもテレポを次に実行できるまでの時間が長すぎて現実的な魔法ではないという設定もあります。それではやはり冒険者は務まらないと考えられます。
エオルゼアでの攻撃は剣や斧を使うような物理的な物だけではなく、魔法的な物も多いのである程度の魔法耐性がなければいけませんし、各地で依頼を受ける際、受けられる依頼が必ずしも近隣だけで終了するわけではないんですよね。冒険者ギルドの依頼にも現地まで出向いて指定の魔物を討伐する依頼であったり、アイテムを回収するような依頼などもあります。
システム的にはクエストやギルドリーヴはいつ受注していつこなしても良いことになってますが、ギルドリーヴ等の1つ1つの依頼の背景等を読んでみたりすると明らかに緊急性が高い物も含まれています。こういった側面からもやはり冒険者はテレポが使えるかどうかというのは重要視されているのではないでしょうか?
もしかしたらメインクエストを始めて最初のクエストで各都市のエーテライトに行って交感するという流れも一種のテストなのかも知れませんね。
テレポができるのは意外と限られた人だけ?
では実際問題エオルゼアに住む人々の魔法耐性ってどれくらいのものなんでしょうか?
エオルゼアでは魔法を使える事、或いは使えない事に対する差別意識のような物は全くといっていいほど見受けられません。そして魔法を恐れているような描写も見られず、当たり前に存在する物として使用されています。これはいわゆる人に区分される種族だけでなく獣人部族に関しても基本的には同様です。
例えば現実世界にもし魔法を使える一団がいたとすれば少数であればその力を恐れて差別や迫害の対象になるかも知れませんし、畏怖の感情を抱くのは間違いないでしょう(実際に創作ではよく使われる設定ですしね)
でもエオルゼアにはそれがない。という事は魔法を使える人、使えない人の比率って比較的バランスが取れているのかなと考えられます。もちろん便利だから受け入れられただけで少数であるような可能性もなくはないんですけどやはり魔法が使えるのは特定の一団だけという規模感ではないのは事実ですよね。
むしろガレマール帝国の主要種族であるガレアン族をクローズアップして「魔法適正がない種族」と形容される事からもその他の種族には大なり小なりの差はあれど魔法適正がある人は当たり前にいるものと考えていいのではないかと考えられます。
主要キャラはテレポができる可能性が高い?
とはいえヒカセンがメインクエストで関わる多くの主要NPC、特に各国の政に関わっているキャラは武人が多い事を考えてもテレポは使用できる可能性が高いと言えるでしょう。
事実紅蓮編の中であったメインクエスト中何度もヒエンがエオルゼアに来れているのはヒエンが最初にエオルゼアに来た時(アラミゴ奪還の時)にエーテライトと交感しておいたからではないかと考えられます。仮に船で毎回船で往復していると考えたらかなりの期間が空いている事になりますからね。
ただ武人キャラであってもテレポが使用できるか怪しいキャラも当然いて、主要と言えるレベルのキャラだとユウギリとゴウセツの両方か或いは一方(クガネから船で紅玉海を通っているなどテレポを使用せずに移動している点などから)アイメリクも実は怪しいと思ってみたり(グリダニアでの会合の際にわざわざ歩いて向かった例がある←ただしガレアン族である側近ルキアを伴う為だったと考える事もできるのでアイメリク自身がどうかは不明でもある)
ただこれは冒険者がほぼフリーパスでテレポできるのに対しそれぞれの国家間でルールを決めている可能性もある(国家の要人がいきなり他国にテレポしてくるって翌々考えたら結構な大事ですしね)ので一概にできる、できないとは言いづらい部分もありますが少なくとも資質という面ではやはりテレポは使用できるキャラが多いのではないかと考えられます。
冒険者を辞めた後の話
安定を目指して?グランドカンパニー志願
冒険者を引退して就く仕事の中でも比較的多そうな印象を受けるのがグランドカンパニーやその下部組織に志願して各国の兵士になる事ではないでしょうか?
実際各国の兵の中には「元冒険者」という肩書を持ったキャラクターもちらほら見受けられます。黒渦団のル・アシャ大甲佐なんかは冒険者時代の実績を買われて現在の地位についていたりと元冒険者である事が有利に働く場面も多いと考えられます。
ただこの場合同じ体力勝負の仕事ではあるので引退というよりも転職に近いかも知れないですね。上記の歴史でも紹介したように冒険者という仕組み自体の歴史はそこまで長くないですが、グランドカンパニーが再結成されたのはそれよりもさらに後の出来事なので、グランドカンパニーの発足と同時に冒険者から転身した者なども多くいると考えられます。
他国に対して少し事情が異なるのがウルダハの銅刃団ですかね。彼らは冒険者ではないもののお金で雇われている傭兵という側面を残しています。実際現実世界でもお国柄で事情が異なる場合というのは珍しくないのでウルダハではほぼ常時雇っぱなしである傭兵である銅刃団と短期的に雇う冒険者という形で別れているのかもしれません。
怪我などで引退した場合の末路
グランドカンパニーへ志願ができるは実績はもちろんですけど怪我などをしていない場合のみ。怪我などをしてしまうとやはりその後の末路は大きく変わってきます。大きな実績を上げていたり各国とのつながりがあれば指導者側の立場になる事もできるでしょうし(各ギルドのマスターやそれに親しい人物の中にもやはり元冒険者というキャラクターもいます)、後は何気にそこまで多くのキャラクターが登場しているわけではないですけど冒険者ギルドの本部やらで働く道もあるのではないでしょうか?
ギルドリーヴの受付など名前が不明なキャラクターも含めれば元冒険者という人もいるものだと推察できます。
とはいえ元冒険者全員の引退後の仕事まで全てを冒険者ギルドが斡旋できるとも考えにくいですよね。
そうでない場合も基本的には冒険者時代に出来た繋がりで仕事を斡旋してもらうというのが多いパターンでしょうか?
冒険者を辞めた後の為の職人系ギルドへの斡旋?
各ギルドでは一定のレベルになると外のギルドへの掛け持ちでの所属が認められています。これが冒険者特権なのか、冒険者以外もそうなのかまでは不明ですが、比較的早い段階(システム上ではレベル10になったら)である事を考えると冒険者限定なのかな?
冒険者ギルドに登録しているからこそであるのは間違いないですし、ここで考えられるのが職人系ギルドに斡旋する事で冒険者引退後も職人として生きる道を取れるようにしているのではないかという事。それぞれギルドで体系化された技術になっているわけですし職人系ギルドはギルドとしてそれぞれに仕事を請け負っていたりもするのである程度職人は必要なはず。
ある程度冒険者として経験があればこその知識なども持っていそうですし職人に還元できる物も多いのではないでしょうか。
ヒカセンだけが冒険者じゃない!エオルゼアの冒険者事情
冒険者としてエオルゼアにやってきたヒカセンですし今の現役バリバリの冒険者であるヒカセンですけど、何も冒険者という言葉はヒカセンの為だけにある職業ではないんですよね。
あくまでもヒカセンは冒険者の中で飛び抜けた存在であって、もっと一般的な冒険者は世界には多く存在しているのであろう事は容易に想像できます。ただ残念な事にあまりそういう事情って見えてこないんですよね。どうしてもエオルゼアは多人数が参加するMMORPGだけに同じ立場のキャラクターって登場させにくいんだろうなっていうのもあったりします。
というわけでエオルゼアにおける冒険者考察でした!
ではではーアジントタ(良い夜を)