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エッダちゃんについて改めてまとめてみた

MMO初心者にこそ知ってほしいエッダちゃんストーリー

やっはろラリホー
世界観考察好きのチスイです。

エオルゼアはメインストーリーはもちろんなんですけど細かい所に小ネタやちょっとしたストーリーが盛り込まれていたりするんですよね!

そんなわけで今回はそんな小ネタだったはずも後に壮大なストーリーが作られたエッダちゃんストーリーについてまとめてみました。

例の如くネタバレありの記事になりますがメインシナリオの本筋に絡む部分はかなり少ないです。どうしてもネタバレが気になるという方はメインシナリオを進行した上でお読みください!

エッダちゃんストーリーズ

エッダちゃんの初登場~サスタシャ前~

エッダちゃんの存在をヒカセンが始めて見る事ができるのがヒカセンが始めてサスタシャに挑む直前の事です。とはいってもメインシナリオで登場するわけではありません。

サスタシャの入り口付近に広がるちょっとした広場みたいなスペース。そこにはヒカセン以外に、4人組のパーティーと2人組のエレゼンがいます。このうち、4人組のパーティーにいるヒューラン族の女性ヒーラーこそがエッダちゃんです。

この時はパーティーリーダーを務める恋人アヴィールには「ケアルもろくにできない」と罵られておりポーションを買いにいくようにパシらされている様子が確認出来ます。

ちなみにこのやり取りは進行する事はなく先にヒカセンが挑んだ形なのか、ヒカセンがサスタシャを終えてダンジョンから出てくるとエッダちゃん達のPTの姿はなくなっています。

エッダちゃん運命の分かれ道~タムタラ挑戦~

次にエッダちゃんがヒカセンの前に姿を見せるのはヒカセンが2つ目のダンジョン「地下霊殿タムタラの墓所」をクリアした後、ヒカセンがクリアした事をグリダニアの冒険者ギルドの顔役ミューヌに報告に来た時です。

この時エッダちゃん達はミューヌが経営するカーラインカフェの一角にその姿を確認する事が出来ます。

会話から察するにどうやらヒカセンよりも先にタムタラの墓所に挑んだようでなんとそこでリーダーだったアヴィールが死んでしまったようです。

そしてカーラインカフェではエッダちゃんが他のPTメンバー2名から責め立てられている姿を見る事になります。

2人はそれぞれの理由、弓術士のエレゼン女性リアヴィヌからは「嫉妬と怒り」、呪術師のララフェルパイヨレイヨからは「保身」の為にアヴィールが死んだのは全部エッダちゃんが悪いとしてPTを抜けていってしまうのでした。

一応エッダちゃんは「アヴィールが先走ってしまった(ヒールが届く範囲外にアヴィールが突っ込んだ)」事が原因として反論していますが、2人は聞く耳を持っているという感じではありませんでした。

アヴィールはヒカセンの戦いを目撃した事からヒカセンの事を「できるやつ」としてライバル視しておりそれが原因で焦っていたようです。ただこの時点で既にエッダちゃんはアヴィールの首を持ち歩いているなどのちょっとした狂気的な一面も垣間見せています。

彼らの会話は進行する事はなくヒカセンは次の目的地へと向かう事になります。

僅かに交わるヒカセンとエッダちゃん

これまでのエッダちゃんは基本的にヒカセンが興味をもって様子を伺わなければその事情を知る事ができない存在でした。

しかし次のエッダちゃんは始めてメインシナリオ上での登場となります。

登場するのはヒカセンがカッパーベル銅山をクリアし、モモディさんに報告に来た場面です。ここでモモディさんから「貴方と話したいという人がいる」と紹介されるのがエッダちゃんなのです。

エッダちゃんはそこでアヴィールが婚約者であった事、アヴィールがヒカセンを強く意識して焦っていた事、アヴィールの一件もあって田舎に帰るつもりだったがヒカセンの戦いを見て(メインシナリオではこの直前ウルダハの街中でヒカセンは戦闘していたりします)冒険者として位置からやり直すつもりになったという決意を聞かせてくれます。

そしてその決意のきっかけをくれたヒカセンにその決意を聞いてほしいとモモディさんに仲介をお願いしたのでした。

そして決意を新たにしたエッダちゃんは旅立っていきます。

新生編(2.0)の中でエッダちゃんが登場するエピソードはここまでです。ここまでのキャラクターであれば「ヒカセンと同時期に冒険者になったグループの顛末」というだけのエピソードであったと言えます。

余談:残りのPT2人の末路

ちなみにグリダニアにてエッダちゃんを責め立ててパーティーを解散したリアヴィヌとパイヨレイヨの2人。

このうちリアヴィヌは経緯は不明ながらもなんと暁に加入する事になっています。当時の暁はまだ秘密結社であり、賢人や光の加護を受けた者などが集まっていたので或いはリアヴィヌも何らかの力を持っていた可能性があります。

しかしその後ストーリーを進めていくとガレマール帝国軍のリウィア率いる部隊によって砂の家が襲撃され暁に所属していたメンバーの何人もが殺される事件が起きます。メインシナリオ上ではヒカセンが遺体を運ぶ事になる辺りですね。そしてこの運んだ遺体の中にリアヴィヌの姿もありました。

一方でパイヨレイヨは2.0中には再登場しておらず後に実装されたクエストで再登場する事になります。

エッダちゃん再登場~惨劇霊殿タムタラの墓所~

エッダちゃんが再登場する事になるのはパッチ2.3の事です。パッチ2.3の物語は消息不明だったエッダちゃんのパーティーの最後の1人であるパイヨレイヨとヒカセンが再会する所からスタートします。パイヨレイヨはエッダちゃんから死んだはずのアヴィールとの結婚式の招待状が届いたと言うのです。加えて式場がアヴィールの死んだタムタラの墓所である事、同じく招待状を送ったとするリアヴィヌが既に亡くなっている事をヒカセンから聞いたパイヨレイヨはヒカセンに調査の協力を依頼します。

そして調査してみるとリアヴィヌの遺体が何者かによって持ちされている事を知り益々怯えるパイヨレイヨはヒカセンと共にタムタラの墓所に足を踏み入れる事になります。

ヒカセンがタムタラの墓所に足を踏み入れると所々にエッダちゃんが書いたと思わしき手記が見つかりエッダちゃんがアヴィールの首を持って各地を旅していたという事が明らかになっていきます。しかしその手記の書き方はまるでアヴィールも生きているかのように描かれ、さらには失われたアヴィールの身体を求めていく狂気を帯びた内容へと変わっていきます。

そんな手記を拾い読みしながら奥に進んだヒカセンを待ち受けていたのは、アンデットとして蘇ったリアヴィヌ、そして最奥にいたのはエッダちゃんでした。エッダちゃんは2.0の頃と比較してもより強い白い装備を身に纏い成長した姿が見て取れます。

しかしそのエッダちゃんの隣にいるのはタムタラの墓所に集められた魂と骸を寄せ集めて造られた「勇壮のアヴィール」でした。

そしてヒカセンは勇壮のアヴィールと交戦しこれを倒すとこれに動揺したエッダちゃんはステージから足を踏み外して落ちていってしまうのでした。

エッダちゃん再登場のエピソードは一旦ここで終了しますが彼女の行方については再度後のクエストで描かれる事になるのでした。

そしてエッダちゃんは漆黒に染まる~死者の宮殿~

エッダちゃんが再々登場を果たしたのはパッチ3.35で実装されたFF14初めてのディープダンジョン「死者の宮殿」この50Fのフロアボスとして再登場を果たすのです。

再々登場したエッダちゃんは再び衣装が変わっており、ゴシックホラーな雰囲気を持つ衣装になっています。

この時は会話らしい会話はなくバトルとなりますが、討伐すると僅かな間だけ正気に戻って婚約指輪を残していきます。

この指輪を持ってパイヨレイヨを尋ねるとアヴィールの指輪を探し出して2つの指輪を埋葬するように依頼されます。2つの指輪をエッダちゃんとアヴィールの思い出の地に埋葬するとどこからともなくお礼が聞こえてくるのでした。

これがエッダちゃんストーリーの顛末でした。

エッダちゃんあれこれ

エッダちゃんは何かに取り憑かれていた?

パッチ2.3で実装された惨劇霊殿タムタラの墓所の手記の様子などからも分かるようにエッダちゃんは人が狂気的な一面を持ち合わせていますが、実はこれはエッダちゃん自身の本質とは少しかけ離れています。というのもエッダちゃんは何者かに取り憑かれていた様子が伺える為です。

考察も混ざりますが、エッダちゃんはアヴィールが死ぬ事になった最初にタムタラの墓所を訪れた際に既に取り憑かれてしまっていたのだと考えられます。リアヴィヌなどに責めるように言われてもアヴィールの生首を埋葬したりしなかったのがその証拠で後にアヴィールの首は媒体にされて勇壮のアヴィールへとなっています。

エッダちゃん自身も装備が強くなっている事からヒーラーとしての成長こそ伺えますがまだまだ駆け出しと言わざるをえないエッダちゃんがアヴィールやリアヴィヌをアンデットとして復活させるなんて事ができるはずもなくそこにもエッダちゃんではない何かが裏で糸を引いているように感じさせる描写が見られます。

そもそもタムタラの墓所はグリダニアの前身となった国「ゲルモラ」時代から使われてきた地下墓所であり、グリダニアに入ってからも使用されている場所。グリダニアは精霊の声を聞くことができる道士を中心に政を行っている事からも魔法適正の高い者が多く埋葬されていると考える事が出来ます。中には邪悪な思想を持った者や禁忌に手を出していた者なども含まれるでしょう。タムタラの墓所には当時の名家らしき家の名前から着けられている場所などもあるなどタムタラの墓所が一般人だけでなく高位の者まで使用された墓所であった事は明白です。

この事からもまだまだ駆け出しのヒーラーだったエッダちゃんが取り憑かれていたのは十分にありえる話だと言えます。

その後のエッダちゃん

死者の宮殿以降コンテンツやメインシナリオ上では登場していないエッダちゃんですが、実はエッダちゃんらしき女の幽霊が一瞬現れるという話があります。

これは新生編の3国の特定の場所に雨の日の夜AM2:00頃(いわゆる丑三つ時)に現れるというものです。条件が揃ったからといって必ず出現するわけではありませんが、今でもエッダちゃんに会おうと思えば会う事が出来ます。

ヒカセンの間ではもはや名物の1つとなっており、特に怪談話が盛り上がる夏になると度々話題になるものになっています。

ちなみにこのエッダちゃんは会えたからといって特別なイベントがあるわけでもなくあくまでも開発陣からのユーザーサービス、まさしく小ネタであると言えるでしょう。

その存在は公式からのメッセージ?

ストーリーの最後の方がどうしてもホラーテイストになってしまうエッダちゃんですがそんな彼女が生み出された経緯には公式からのメッセージが込められているのではないかと考察する人もいます。
エッダちゃんは出会った当時ヒカセンと同じ新米冒険者です。

にも関わらずヒールをしっかりするようにと求めるタンクのアヴィール、
そしてアヴィールの死因もアヴィール(タンク)が先走ってヒールが届かない範囲にまで進んでしまった事が原因とされ、
アヴィールの死の原因をエッダちゃん1人に押し付けるパーティーメンバー2人、

これらは多くの新米ヒカセン「実際のゲームプレイでも起こり得る事」をエオルゼアの世界に当てはめた形なのではないかと言われています。

エッダちゃんは上記でも紹介したように何者かに取り憑かれて闇堕ちしてしまった可能性が高いですが、実際に新米ヒカセンが暴言などを吐かれれば違った意味で闇落ちしてしまう要因になると言えるでしょう。

この事から「相手を思いやった上での発言を心がけ楽しくプレイしてほしい」という開発陣の思いがエッダちゃんに込められているのではないかと考察されています。

その存在は忘れてはいけない戒め。エッダちゃんエピソードを追いかけてみよう!

最後のメッセージはあくまでも考察であって実際の所どのような意図でエッダちゃんのエピソードが作られたのかの真意はヒカセンには分かりません。

しかしエッダちゃんエピソードは人気も高く、数いるNPCの中でも主要なNPCに並んで死者の宮殿でのゴシック衣装がコスチュームとして販売されるなど、明らかな優遇を受けているキャラクターでもあります。

裏を返すとやはり開発陣は何かメッセージを込めていて少しでも知ってほしいのかなという思いも感じるのがエッダちゃんの存在なんですよね。

今回は流れを追うために省略している部分もあるので気になる人はぜひご自身の目で追いかけてみてはいかがでしょうか?

ではではー
アジントタ(良い夜を)

今回の考察の参考資料はこちら