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MOD・ツールについての吉Pの見解を改めてまとめてみた

はじめに

やっはろラリホー
チスイです。

第57回プロデューサーレターライブ(PLL)にて放送枠が長くなってまで話題にしたMOD・ツール問題。
少し前に話題になったMODの話題からこれまで具体名を伏せていたツールについてもかなり踏み込んだ内容になっていました。

抜粋した内容に関しては既に公開済みの第57回プロデューサーレターライブまとめにて公開していますが、何分まとめをしながら書いた物である為、歯抜けなまとめになっている感が否めません。

なので記事では第57回PLLで吉Pが具体名をあげてまで触れたMOD・ツールについての見解を改めてまとめる事にしました。

時間がない人向けに要約すると

  • 卑猥なSSについてはMOD云々に関わらず公序良俗に反するのでNGである
  • MOD自体についても基本的にはNGである(ただし後追いで公認した例などは過去に存在している)
  • ツールの使用も基本的にはNGである。ただPCの中を検閲する権利はなく使用証明をする事は難しい
  • ツールを使って出した数値等をネット上で公開する事はツール使用云々の前にハラスメントに当たる(当然ペナルティの対応)
  • 「ツール」という一括で対応は決められないがゲームバランスを崩壊させるような悪質なものに関しては厳格に対応していく

MODについて

話題になった卑猥なSS撮影のMODについて

触れているのは2019-2020年の年末年始頃に話題になった「FF14のキャラクターの服を脱がせて卑猥なSSを撮影するというMOD」について

このMODに関してはそもそもとして「MOD」がどうこう以前に「卑猥な画像をネットに公開する」という行為自体が公序良俗に反しているのでNG。

もしかしらスクウェア・エニックス及びFF14チーム以外の所から何か罰を受ける可能性もある(ポルノに対して厳しい国も多い為、誰でも見られるネット上に公開する行為自体が罰せられる可能性も否定出来ない)

加えていうなら本人が自己責任で自身が脱ぐならともかく、「FF14のキャラクター」=スクウェア・エニックスのグラフィックリソースを使っているという点でもNG。

こういう行為が見られた場合の対応としてはアカウントに対してのペナルティなどの処置をする事になる。

さらに付け加えるとこのような行為が続く場合、最悪FF14自体の運営ストップ・グラフィックの作り変え等の対応を求められる可能性も0ではない。

MOD文化について

上記のMOD騒動の際に「吉田はMOD文化を許しているんだから」という意見があったが、まず前提としてMOD文化は「文化」であってそれ自体が良いものでも悪いものでもない。

そもそもMODとは「特定のゲームに対して第三者が改造を施す事」であり基本的には規約的にNGである。(少なくともFF14はデータの改造・改ざん・リバースエンジニアリングを規約で禁止している)

ただその改造を施された事によってそのゲームがさらに発展し広がりを見せる場合はある。そしてその広がりに対してメーカー側が後追いする形で公認した、という事実はゲームの歴史上に存在はしている。(1例として「ハーフライフ」というゲームのMOD「カウンターストライク」があり、ゲーム自体よりカウンターストライクというMODの方が有名になり買い取ったという話がある)

ただあくまでそれは前例があるというだけでメーカーからNGを食らう・アカウントを停止される等の処置を受けてもプレイヤー側は何も文句は言えない(大元がNGであるという事に変わりはないので)

MODという文化はあくまでもコミュニティ・プレイヤー・開発運営側がそれぞれの裁量を上手く使ってお互いをリスペクトして発展する事であると吉P個人は考えている。

MODについて詳しく解説した記事はこちら

PLL内で触れられた吉田推奨の記事はおそらくですがこれです。
(「GameWatch様の2010年の記事」「カウンターストライクを例にした」という点から探しているのでもしかしたら違う可能性もあります)

ツールについて

漆黒前後に世界中にプレイヤーが増えた事によって「ツールの定義」が個人間でかなりバラバラになっている。

まず前提として「外部ツールの使用は禁止です」と規約に書いてあります。その為、開発運営側に「○○の使用は禁止ですか?」と尋ねられたら基本的にはNGであると返します。

ただ開発運営側がプレイヤー側のPCに何がインストールされているかを検閲する権利やインストールを禁止するよな権利はない。

・ボイスチャットツールである「Discord」を仮にNGとした場合、「スマホをスピーカーモードにして通話する」も外部ツールに当たるのか?FF14をしながら家族や友人・恋人と通話するのはアリなのか?という話になる
・ACTと呼ばれるツールもあるが電卓なんですよねと言われたら何も言えない。ただ究極的なことを言えばプレイしながら電卓で計算しているのも外部ツールかと言われたら?ログデータをエクセルで開いて計算したらエクセルが外部ツールなのか?という話になる。

これらの話は正直例にあげきれない程のパターンがあり全てに対処する事は出来ない。

FF14の基本的な方針としてはACTの使用は基本的にNGであり仮に運営側が何か対処する(使用者全員のアカウントにペナルティを与える等)ような事があっても文句は言えないという事、グレーの中のグレーであるという事は理解してください。

ただ言えるのは使用者の特定は非常に困難であり、(動画等でそのように見えるものはあるがその証明は限りなく難しい)運営として「そう見える」というだけでは動けない。

またACTの話になると絶対に話題に上がるのが「公式に実装したらどうか?」という話。
この話に関してはACT云々ではなく別問題(PT募集で数値指定される、キックされる事になる等)があるので実装はしない(絶対に荒れるので)

他人の数値をネット上に公開するという行為はツール以前にハラスメントに当たるのでNGである(当然ペナルティの対象です)

ツールという一括では対処は決められないが、ゲームバランスを著しく崩壊させるようなものに関してはペナルティを与えるつもりがあるという事は認識しておいてください。

より悪質なツールについて

ACTは送られてきたデータを閲覧して集計しているだけと言われたらそれまでだが、ACTのプラグインの中には運営側から見てゲームバランスを崩壊させるようなより悪質な事をしているものの存在も認識している

そういった悪質な物に関してはより厳格に対応するものという認識は持っておいて欲しい。
例えばマーカーを瞬時に設定するツールや、一部技の不可視の攻撃を可視化するなどのツールについても認識している。

マーカーについてはシステム的に対処(詳しくはPLLのまとめを参照)
不可視の攻撃の可視化については使用が確認出来次第ペナルティを与える等の対処をしていく。

今回の話を個人的にまとめてみた

PLLとして放送するには具体名も紹介されるなどかなり濃密だった今回のMOD・ツールの話について。
より簡潔にまとめるのであれば

  • MODだツールだいう前段階でNGを食らう行為もあるよ?という事(卑猥SS等)
  • 「基本的にはNG」であり「運営に対応されても文句は言えない」という点で共通しているという事

の2点に集約されるのかな、と感じました。

同時に強く感じたのがこれまで吉Pを含めオンラインゲーム運営者がこの話題に踏み込んで触れてこなかった理由・「全面禁止」と明言できない理由も含めて語ってくれたというのも大きいのではないでしょうか?

色々な考え方があるとは思いますが改めて示されたこの指標をしっかりと受け止めた上で対応を考えていくべきかと思います。

最後に

というわけで今回は第57回PLLの中で触れられたMOD・ツールについての話を改めてまとめてみました。

見返し・停止をしながら書いたので実際に話している内容と多少順番を入れ替えたり等もしていますがより的確に吉Pが言いたい事をまとめられたんじゃないかなと思います。

少しでも吉Pの考えが広まればと思い改めてまとめさせていただきました!

ではではーっ